諸君!!遂にこの時が来た!!恐らく誰もが1番ココロトキメク塗装の時が〜〜〜〜〜!!

 だが!!ここでまず1つだけ・・・これだけ先に言っておく

 塗装前の段階までなら始めたばっかの超初心者でも

 面倒臭い事さえ我慢出来ればそれなりにはこなせるであろう!!

 だがしかし!!塗装だけはそうはいかん!!

 特に今回のように筆塗りの場合はな!!

 例えワシが100万!!いやさ1千万の言葉を駆使し完璧に説明出来たとしても

 自ら経験し腕を磨く以外により美しい塗装を施す事は不可能なのであるとっ!!

 それでは諸君!!いざ行かん!!

 まずはこれからだ〜〜〜〜〜〜!!

 野郎共!!手を石鹸でしっかり洗え〜〜〜〜〜〜!!

 手を洗ったならばエタノールを手に取れ〜〜〜〜〜〜!!

 エタノールでパーツ表面に付着しているであろう汚れを

 綺麗サッパリ拭き取りやがれ〜〜〜〜〜!!

 よ〜〜し野郎共!!それではいよいよ合戦だ〜〜〜〜!!

 っと言う事でや、ここから順を追って説明していこう

 まず使用する塗料の濃度についてや

 塗料の濃度は塗料1:薄め液3の筆塗りに使うには

 そして初心者が使うにはあまりにもハードルが高過ぎる濃度の薄い物や!!

 だがしかし!!この薄さが綺麗な塗装を施すための第1条件であ〜〜〜〜る!!

 当然この1:3の極薄塗料を作るためには予め空ビンを用意しておく必要がある

 空ビンは最低でも

 塗料用に白専用・黒青緑専用・赤黄専用の3種類を1個ずつの計3個

 筆の手入れ用に塗料用と同様に3種類を1個ずつの計3個

 つまりは6個は用意しとけ!!

 ここで注意事項を1つ

 塗料用・手入れ用共に白専用は白以外絶対に使うな!!

 これは使用する筆においても同じや!!

 その色専用の物はその色以外の物には絶対使うな!!

 それから今一度言っておく!!

 筆・空ビン共に白専用は絶対用意しとけ!!

 後補足として出来れば黒専用も欲しいところやな

 あくまでも出来ればの話やからの

 無理して黒専用を用意する必要はないど

 ほなワシ流の塗り方紹介してくか

 模型雑誌なんかではよく縦に塗ったら次は横塗り

 これを繰り返すってな事書かれてるけど

 ワシの場合このやり方でやると、ど〜〜も上手い事いかん

 そこでワシは試行錯誤の上

 最初に縦方向に塗ったら色がある程度定着して落ち着くまで

 ずっと縦方向に塗り、それから横縦横縦って感じで塗装してる

 ワシにはこのやり方が1番ベストやった

 っで、綺麗に塗装するコツとしては

 サラっと1塗り、1度塗ったところは塗料が完全に乾くまで

 2回も3回も塗らない

 色がある程度定着するまでただひたすら同じ方向に

 丁寧にサラっと1塗りサラっと1塗りを繰り返す

 大事な事なのでもう1度言っておく

 今回使う塗料は極薄で相当ムラが目立つ

 だが!!そんな事は一切気にせず色がある程度定着するまで

 ただひたすらに丁寧にサラっと1塗りサラっと1塗りを繰り返せ!!

 塗装ではこの最初の段階が1番重要やからの

 1度塗った所は完全に乾くまで絶対に何度も塗るな!!

 この最初の段階で手抜きしたら後でなんぼ丁寧に塗装しても

 絶対綺麗に仕上がらんぞ!!

 ええか!!丁寧にサラっと1塗りサラっと1塗りや!!

 っで、そうやって丁寧に塗装すれば今すぐには無理でも

 綺麗に塗装出来るようになる


  

 見ての通り最初の1塗りは汚いが丁寧にサラっと1塗りを繰り返せば

 綺麗に仕上がってくれる

 ここで1つの目標としてある事実を伝えておこう

 グラデーションはさすがに無理やけどただ綺麗に塗装するだけなら

 筆塗りであろうとも極めればエアブラシと互角にわたりあえる綺麗な塗装が可能や

 ちょっとした裏技?を使えばエアブラシで塗装したとしか思えない様な

 仕上がりに出来る

 その裏技については後ほど紹介しよう


 それでは次に塗料についてもうちょっと突っ込んだ話をしよう

 これから書く事も凄く重要な話やからの

 塗料には乾燥後、光沢がある物・光沢がない物(つや消し)・少し光沢がある物(半光沢)の

 3種類がある

 今回使用するのはタミヤのアクリルカラーで光沢のなくなるつや消し塗料

 アクリルカラーを使うのは先にも述べたとおり

 初心者でも扱いやすくシンナー成分を含んでないからや

 っで、つや消し塗料を選ぶ理由、これこそが大事な理由や

 光沢の出る塗料とつや消し塗料の1番の違いは


 光沢の有る無しではなく、透明性か不透明性かって事や

 絵を描いたりしてる奴には良く解ってる事やと思うが

 簡単に説明すると透明性と言うのは下地の色を透かす性質があり


 逆に不透明性は下地の色を隠蔽する性質がある

 図で解り易く説明するとこんな感じ

  

 この事が何を意味するかと言うと

 透明性の光沢の有る塗料で塗装するとムラが目立ち


 不透明性のつや消し塗料で塗装するとムラガ目立たない

 すなわち今回の様につや消し塗料を使えば

 初心者でも比較的簡単にムラのない綺麗な塗装が出来るって事や!!

 それにつや消しは乾くのも早いしな

 ここでアクリルカラーについて注意点を書いとこ

 アクリルカラーはラッカー系と比べていささか塗装膜が弱いから

 塗装面にちょっとでも汚れが付着してるとそこだけポロっと塗装が剥がれてしまう

 そやから塗装前のパーツの拭き掃除はしっかりやらんとあかんど ワレ〜


 ではここからは一手間掛ける事により

 初心者でも比較的簡単に色の塗り分け出来る塗装法を

 目と盾のパーツを使って説明していこう

 まずは目からいっとくか

 目のパーツは先ず黒で塗りつぶし

 目玉部分の黒をカッターやデザインナイフで丁寧に削り落とす

 っで、目玉を塗っておしまい


  

 先に黒で塗り潰したのは目玉塗った時に黄色がはみ出しても

 黒をチョチョン塗ったれば簡単に修正できるからや

 逆に目玉の方先に塗ると黒がはみ出た時に

 黄色をチョチョンと塗って修正っと言う訳にはいかん

 何故ならば黄色は黒と違って色の特質上、隠蔽力が低い

 極端な話目玉の方に黒が乗っかると1から目玉塗り直しせなあかんからや

 それでは盾に移ろう

 ワシは盾の場合、裏面から塗って行く事にした

 形状が複雑で塗り難いからや

 っで、先に塗る色は、はみ出す事なんか気にせずに塗ってしまって良い

 上の盾の画像見てもらったら解るやろけど

 縁の方に結構はみ出したりしてるやろ

 そやから気にせず塗って行ってええど ワレ〜

 っで、裏面の塗装が完了したら目玉でもやったように

 カッター・デザインナイフで縁の部分にはみ出した塗料を削り落とせば良い

 まぁ盾みたいに大きくて扱い易いやつはペーパー掛けで落とすのが楽でええど

  

 後は縁の部分の白を塗る時にはみ出さんように

 慎重かつ丁寧に塗装すればええだけや

 例えはみ出したとしても裏面に塗ってる色が黒に近いから

 チョチョンと塗ったれば簡単に修正出来る

 色の塗り分けは使う色・パーツの形状などによって

 先に塗る色の場所が変わってくるから

 自分なら何処を先に塗った方が楽に出来るかって事を

 よくよく考えた上でやらんといかんど ワレ〜

 何の考えもなしに先にここ塗ろうなんて事やったら

 後でえらい目見んど ワレ〜

 まぁそれも1つのええ経験やけどな ワレ〜


 それでは次に薄めた塗料の取り扱いと筆の手入れの仕方を説明していこう

 色にもよるがバカ薄めした塗料は一晩経てば

 色素?と液体?が分離してる状態になってるもんや

 当然使う前に良く混ぜたらなあかん訳やが

 まかり間違ってもビン持ってシャカシャカ振るんちゃうど ワレ〜

 そんな事したら泡立っても〜て塗る事でけへんど ワレ〜

 めんどくさがらずに筆でも良いから何か棒状の物で

 丁寧に掻き混ぜろよ ワレ〜

 筆の手入れも出来ればシンナーで

 丁寧に何度もシャバシャバ洗っては拭き取りを繰り返しやれよ

 っで、洗う時やけど最初に手入れ用のビンに筆突っ込んで

 可能な限り綺麗に洗って

 塗料皿に仕上げ様にいくらかシンナー入れといて

 そっちで最後の洗いをかけるとええやろ

 塗料皿の方にはあんまりシンナー入れ過ぎてもいかんど

 最初の仕上げ前の洗いの段階で

 手入れ用のビンの中身は結構減ってるはずやから

 筆の手入れが全部終わった後にでも

 塗料皿に入ってるシンナーを手入れ用のビンに移してやるといい

 こうすれば無駄にシンナー使う事もないし

 仕上げ様のビンの用意もする必要がない

 それから筆の手入れには結構ティッシュを消費するから

 どっか出掛けた先でポケットティッシュ配ってたら

 遠慮無くもらっとけ

 それと1つ・・・じゃないな大事な事忘れてた

 塗装中にカラーの乗りが悪くなったかなと思ったら

 速攻筆の手入れと塗料を掻き混ぜろ

 その時にもし塗料がサラサラじゃなくてトロミが出てきてたら

 迷わず薄め液を少し入れたれ

 アクリルカラーは水性やから水で塗料薄めたり

 筆の手入れも出来るんやけど

 それをやると塗装の仕上がりに影響出てくるし

 筆の汚れも落ちきらんから

 可能な限り塗料薄める時は専用の薄め液

 筆の手入れにはシンナー使ってくれ

 シンナーを使える環境にない奴は専用の薄め液で洗ってくれ



 あっまだ塗装で説明せなあかんパーツ残ってた!!

 ガンプラでもっとも最悪なパーツ

 バンダイお前はアホか!!何を考えてるとるんじゃ!!

 っと言いたくなる軟質樹脂の手パーツ

  

 このパーツはゴムのような軟質系樹脂で

 っと言ってもゴムみたいに軟らかいって意味じゃなくて

 プラスチックより軟らかいって意味やど

 っで、この様な軟質樹脂のパーツは直に塗装しても

 すぐに塗装が剥がれてしまう汚れが付着してなくてもすぐ剥がれる

 それを防ぐために下地剤として

 先にメタルプライマーという物を塗らねばならん

 これだ 1 2 3

  

 塗料より先にこいつを塗って剥がれ落ちるのを防ぐ

 使い方は塗料とほぼ一緒

 違うのは薄め液で薄めずに原液のまんま使用する事

 こいつを塗るのに使った筆はシンナーで手入れせんといかんぞ

 あと塗る時はサラっと1塗りするより

 きも〜〜〜〜〜ちベタ塗りする方が良い

 バンダイのプラモ略してバンプラはガンプラ以外のプラモでも

 この手のパーツをよく使う、しかも手以外のところでも

 バンプラをよく作る奴はメタルプライマーは必需品と思ってくれ




 次はゴールド・シルバーと言ったメタリック系の

 ちょっと特殊な塗料の説明をしよう

 メタリック系の塗料には鉄片のようなラメみたいなんが入ってる

 このラメみたいなんが実に厄介でな

 ちっとやそっと手入れしただけでは筆から綺麗に落ちない

 なので白同様、専用の筆と薄めた塗料・手入れ用のビンを用意せんといかんど

 とは言っても色毎に用意する必要はない

 筆は面相筆大小各1本、平筆大小各1本の計4本あればいい

 空ビンも塗料用・手入れ用各1個の計2個あればええやろ

 当然の事ではあるがメタリックで使ってる筆とかも

 絶対他の塗料に使ったらあかんど!! ワレ〜

 っで、メタリック系で塗装する場合は一手間掛けてやる必要がある

 メタリック系の塗料は隠蔽力がまるで無いと言っていいぐらい

 下地の色の影響をモロに受ける

 例えば下地が黒のパーツに金色を塗ると重み?のあるような金色になり


 下地が白のパーツに金色を塗るを白み掛かった変な金色になる

 なので、仮にガンダムを全身金色で塗りたい場合は

 まず何か一色で全身を塗って下地の色を統一してやる必要がある

 ワシの場合は使うメタリックの色に関係なく下地に黒を塗ってる

 理由は1つ、黒は1番簡単にムラなく塗れて楽に塗装出来るから

 また逆に隠蔽力の無さを利用して下地を迷彩柄の様なマダラ模様に塗って

 メタリック色にグラデーションを掛けるような感じにするのも1つの手や


 ただしこれは配色に相当のセンスが要求されるから

 自分にそんなセンス無いって思う奴は止めとく方が無難や

 メタリック色の色合いについては人それぞれ好みがあるから

 まず完全に隠れて見えなくパーツの裏側にでも何種類か色塗って

 その上からメタリック色塗ってどの色の下地が自分の好みに合ってるか

 確認しといた方がええと思う

 今は昔と違って色んな性質の異なるメタリック色が一杯あるから

 ここに書いてある事がそのまま通用するかは解らん

 それからメタリック色は色の分離が激しいから小まめに掻き混ぜながら使わんとあかんど

 あとメタリック系の他に特殊な塗料としてパール系の塗料もあるんやが

 ワシはまだパール系の塗料は1回も使った事がないんで説明出来ん

 一応塗料自体は持ってんねんけどな、なかなか使う機会がない

 何年も前に買った物やから中身は完全に固まってる事やろ・・・・・・・

 塗装に関してはまぁこんなもんかのう ワレ〜




 それでは次のページ、完成編に進もう


         
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